『こうやって勝つ指定管理プロポ』❹
ようやく指定管理者応募に向けて、企画提案書類が動きはじめました。
ここからの作業イメージは、草案➡︎原案➡︎提出案で、いわば3段階スライド修正。まずは、法人様とコンサルタントが互いに作業→休息→作業→休息という工程を守りながら、骨子のように漠とした状態(草案)から、提案書たたき台の状態(原案)へと進んでいきます。
なお、各号が長すぎるのではないかという身近な声を受けて、今号から少々短めにしより読みやすくしました。また、今号は、前号までのA市、Y法人の特定案件からいったん離れ、作業工程を普遍化してお伝えします。
第五段階)指導戦略:原案を迅速に生む『たたき台スパイラル』
今号をお読みいただいた皆さまの最大のメリットは、次に示したパートナーシップ・コンサルタンツ独自の修正指導フロー図(©️パートナーシップ・コンサルタンツ)をご覧いただけることです。
左側には、上に公共施設のエンドユーザーである市民、その下に市民を支え今回の施設の指定管理者を公募プロポーザル方式で募集する主体の地方自治体を表現しています。中央赤枠内は私どものクライアントとなって指定管理者を目指される企業、法人、団体といった応募主体の皆様です。右側は、応募主体へのコンサルティングを受け持つパートナーシップ・コンサルタンツ(略称「PC」)を表しています。
短期間に草案を提出レベルへ上げていくには、効率的に作業をして休息をしっかり取ることが重要です。
前号の第四段階にある、法人が「現時点で担当が取り組んでいる全様式」を送信してきたことを表すのは、一番上の↩️湾曲した白い矢印です。
こうして送られてきた、書きかけや未記入を含む全ての様式を点検し粗々の指示をメモ書きし法人へ戻す作業が、その下、左側へ伸びる⬅️黄色の矢印です。矢印内の数値の意味は、本フロー図の左下に、指示のレベルを4段階で表した丸数字をご参照ください。当初の修正指導には、もっとも軽微な①から書き直しの④相当までが必ず含まれます。
レベル①と②は再度の点検を要しない指導や修正を表しています。こうして点検結果が①と②になった段階で、指導と修正のやり取りは終了を迎えます。
次号では、このフロー図に沿って行った初期の指示⬅️①②③④相当の内容が記載された様式を可能な範囲でお見せし、皆様に指導と修正のイメージをつかんでいただく予定です。