『こうやる、企画提案書のキラリ✨』
クライアントの皆さんへ向けて10日に一回ペースでブログを更新、自治体ビジネスに関係する直球情報を提供する。
とお約束して、最終更新から20日が経ってしまいました。昔風に言えば、懺悔の値打ちもない…あぁあ
さて、もうすぐ6月。気を取り直して表題の件、いってみましょう。
「弊社にお任せを」は悪魔の誘惑
企画提案、事業計画を任されたとき、誰もが経験する「プランづくり外注しちゃおうかなぁ」の誘惑。
外部へプランづくりへの関与を求めることがすべて悪いわけではありません。しかし、度を過ぎると…、つまり外部の力に頼りすぎると、思わぬ結果に陥りかねないことを知っておきましょう。
今日は、自治体ビジネスをサポートするコンサルティング会社の講演、研修にWebで参加した経験を基に、感じたことをお話ししましょう。
そのWeb講演では、どうやって企画書類を作るか事例を示すとともにフォーマットを提供します。
ほぼ提案書式と化したテンプレートに空白があり、その部分に対象の自治体名、受託事務事業名称、事業目的などを入力していくことにより、企画提案書類の原案を作成することができます。
しかし、それで大丈夫でしょうか?
危険なフォーマットビジネスの手軽さ
舐めてはならないのは、事業者を選考する側の人たちのスキル、つまりは書類を吟味する自治体の幹部職員と有識者のスキルです。
彼らは多くの企画提案書類を読み込み、比較し、評価することを日常的に繰り返していますから、同じようなトーンで構成されている提案書類に、正直な話うんざりしています。
「あ、これも、どこかのコンサルタントに指導された企画書類だね。」それを仕事にしているのですから、ピンときて当たり前です。
達人になると、これはナニナニ総研のパターンだと言い当てる方もいるくらいです。
自治体ビジネスをコンサルティングの対象にし、事業提案書類を指導する企業は往々にしてこのパターンを持っているところが多い。
それこそが落とし穴と言っても過言ではありません。
自力でつくる時、書類に魂が宿る
“God dwells in the details”
『神は細部に宿る』 含蓄ある先人の言葉です。
細部にこだわった丁寧な作品には、作者の強い思いが込められてる。だから、あたかも神様が命を与えたように朽ちることなく輝きを見せるもの。
私たちにとって、作品とも言える自治体への企画提案、事業計画書類。それらをキラリと光らせるために、多くの企業、法人、団体がしのぎを削っています。
細部にわたる丁寧さを兼ね備えた企画提案書類とは、人に与えられて型にはめたお仕着せの文章やデータの羅列からは決して得られることのない迫力や説得力を宿しているのではないでしょうか。
標準化された指導、手軽に誰にでもでき、一見すると安心安全なフォーマット。
同じ仕事をするのであれば、そういったサービスを提供する外注先へ駆け込む前に、一呼吸おきましょう。
そう。心を込めて、自治体へのラブレターを書くような気持ちで。
今回は、結論がちょっと恥ずかしい結びのブログ回でした。
でもこれこそ真実。
パートナーシップ・コンサルタンツは、そう信じて疑いません。
まずは、どんなに短くても良いから、自分達の手で、自分達の思考で、自分達の思いを第1稿に描いてみましょう。
全てはそこから始まります。
形式重視のフォーマットでは表現できない、自社の魂が現われるはずです。
そこから先の企画提案、事業計画書づくりには、ぜひ、パートナーシップ・コンサルタンツにお声がけください。
私たちは、自治体のプロジェクト獲得に強い思いを抱く皆さんのナビゲーターとなり、必ずや、事業提案が自治体から選ばれるよう強力に事業者の皆様を指導、誘導してまいります。