辞め官コンサル❸『信頼を測る三つのレンズ』

優秀なコンサル様はどこ?どこに⁉️

「優良なコンサルタントには、どうすればたどり着けるか」

それは、多くの民間企業が抱える永遠のテーマであり、答えのない問いかけです。

官と民をつなぎ・むすび・いかすことのできるパートナーをどうやって見出すか。

今回は、そのテクニックについて、ご一緒に考えていきましょう。Let’s start exploring ‼️

■ 優良コンサル探しのむずかしさ

おお❗️ 女神よ‼️ コンサルよ❣️

私が官業を離れた直後、ある企業の経営者からこう言われました。

行政出身者なら、自治体に関する相談にはたいてい対応できると思っていました。でも、実際に関わってみると、経験の多さ深さが人によって全然違った。説明のわかりやすさも、言葉のニュアンスひとつ取っても、雲泥の差がありますね。」

この言葉に、私は少なからずハッとさせられました。そして、納得もしたのです。

官業との付き合いの少ない経営者にとって、行政とは “別の文化圏”。交渉となれば、未知との遭遇になること間違いなしです。行政特有の文法を翻訳し、ナビゲーターとなる『適任者』を探すのは、“見知らぬ土地で優秀なガイド”を求めるに等しい行為です。

官民の間をコーディネート・ナビゲート・トランスレートして、悩める皆さんと官業との距離を縮めることができるコンサルタントを探すには、まず、コンサルを名乗る相手の『力量を判断する基準』を持つことが重要です。

■ “知っている”と“わかっている”の違い

秩序と規則に行政はなぜこだわるのか

「行政は前例主義です」

このシンプルな官業の切り取り方は、必ずしも間違ってはいません。多くのコンサルタントも、まずはそうしたズバッとした切り口で語り始め、クライアントの共感を得ようとします。

しかし、行政にはなぜ前例主義が根づいたのか、前例踏襲は行政という公務にとってどんな優位性があるのか、その理由や背景を的確かつ明確に説明できるコンサルタントは、ほとんどいないと言って良いでしょう。

地方自治体との関係を深めようと模索する多くの経営者の皆さんのモヤモヤ感は、そうした未知なる文化、未知なる制度を維持継続し、別の次元で発展してきた地方自治体という相手をどう理解すれば良いのか、どう付き合えば良いのかが、現時点で胸にストンと落ちないからではないでしょうか。

その構造的背景にまで遡って話せるかどうかで、コンサルタントとしての本質的な力量が分かれます。

“知っている”は情報の蓄積。“わかっている”は、その情報を状況に応じて引き出し、咀嚼してシンプルに説明でき、関係性の中で使いこなす力です。

■ 信頼を測る“三つのレンズ”

3つのレンズで力を見極めましょう‼️

企業が、“知っている”だけでなく“わかっている”「優良な辞め官コンサル」にたどり着くためには、以下の三つの視点=レンズを持つことが有効です。

『公務歴』のレンズ:どこで、何を経験してきたのかを知る

  • 配属部署だけでなく、「どのような立場で、どんな決裁を担っていたか」が重要です。
  • たとえば“企画調整”や“予算査定”などの経験があるかどうかで、全体を見渡す力に大きな差が出ます。

『説明力』のレンズ:対話と文書を通じて論理性と語彙力を試す

  • 行政用語に寄りかからず、分かりやすく、かつ的確に説明できるか。
  • 説明に際して「主語と目的語」が明確かどうかは、論理構成力を測る鍵です。

『信頼度』のレンズ:具体的に何を提示しようとする人物かを見極める

  • 「この人に頼めば、自社にとって最善の案が提示される」と期待を持てるか。
  • 提案の視点や過去の実績に、事業者に寄り添う姿勢を見出すことができるか。
  • 内容に加えて、“構成・デザイン・戦略などのバランス感覚”も重要な判断材料となります。

■ 真の橋渡し役であるために

官民を我が事としてとらえ両者の利益を最大化する‼️

優れた辞め官コンサルは、“かつて行政にいた”ことよりも、“いま何を見て、何をつないでいるか”で測られる。そう私は思います。

公務から離れた現在の取り組みや活動には、その人が行政の現場にいたときに培った“人の痛みや社会の課題を汲み取る感性”が、必ず滲み出るからです。

私は、公務員としての年月を、自らの「文化翻訳者」としての訓練期間だったと思っています。時に行政の“前例”が壁になろうとも——官業と民業を経験してきたものとして、官民に「言葉」と「考え方」の橋をかける役割を務めることこそが、私の使命だと確信するようになりました。

そしていま、民間の立場から、企業の言葉で自治体に語りかけ、提案書というメディアを通じて“異文化”どうしである官と民をつなぐ取り組みをスタッフと共に進めています。

行政側のロジックを深く理解しながら、企業側のスピード感や柔軟性に応じて通訳し活用の提案もできる。その「両義的知性」こそ、私たちPSCが自らの強みとするところなのです。

次回予告

民間から見れば頼もしい辞め官コンサルタント⋯しかし、行政側はこれを歓迎しているのでしょうか?次回は少し視点を変えて、「自治体から見た辞め官コンサル」について考えてみたいと思います。

行政側は、元公務員の提案をどう受け止め、どう見ているのか。その“内なるまなざし”を知ることで、辞め官コンサルの効果的な活用と、より成熟した官民連携のかたちが見えてくるはずです。

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