『これはマズイ!官業無理解 その3』

官業への無理解という要指導のパターンについて考察する3回シリーズ。

最終回は、焦燥感に駆られるタイプ❸の“時間強迫症候群”について見ていきましょう。

Type ❸ 短期間に成果を求めようと焦る

時は金なりとはいえ、急いてはことを仕損じます

指定管理を通じて、極めて短期間に法人への評価と利益を最大化しようと焦るタイプです。

その気持ち、わからないではありませんが、指定管理期間はそれほど短いものではありません。

多くの場合は5年、対人福祉サービス施設などでは10年という長きにわたる指定も最近は珍しくないのです。

ひとたび指定管理者に選考されれば、受託期間中、公の施設の管理運営に関わる責任と権限を排他独占的に手に入れます。

まずは指定管理期間という長きにわたる受託期間に恵まれたメリットを噛み締めましょう。

施設長は地域社会では支店長に相当する扱いを受け、かつスタッフは準公務員の地位を獲得します。

施設が属するエリアの町会の集まりや地域の祭礼などに、自治体と並んで呼ばれるケースが多くなります。

こうして市民と交流する実績を積むことで、自治体からの評価は高まっていくことでしょう。

次の契約に向けて有利な立場に立つことは、間違いありません。

指定管理のお悩みは私にお任せください

市民とともに歩む指定管理者という評価が定着すれば、これまで予算増などの申し出を固辞してきた行政の固い岩盤を崩すことさえ可能になります。

たとえ先行き不透明であっても、他社が立ち入ることのできない長期の指定管理期間を手にしているアドバンテージは強大です。

冷静に見通し、長期スパンで収益プランを立てることをお勧めします。

このゆとりある視野、すなわち最終的な増収実現を目指す長期スパンの視野こそが、行政が民間事業者に求めるものです。

焦ることなく、じっくり取り組んでください。

パートナーシップ・コンサルタンツは、このように民間事業者様の気づきを促し、発想の転換を支え、事業収益の最大化に向けてアシストしてまいります。

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