『こうやって勝つ指定管理プロポ』番外編

笑って締めくくろう プレゼン当日の笑えない小話

さて、今回の『こうやって勝つ指定管理プロポ』シリーズの最後を飾る小話です。

この会社での魑魅魍魎合戦についてはまた別の機会に❗️

プレゼンテーション当日、Y法人の書類選考での圧倒的引き離しを予想していた私は、不謹慎にも官業から転職した先の会社で飲み会を設定していました。

プレゼンの技術も指導し尽くし、法人はシッカリとついてきた。だから絶対に勝てる。そう確信していたからです。

宴たけなわの時、提案書類の作成で中心的役割を担いプレゼンテーションも担当した課長職の方から、その電話はかかってきました。暗い、暗い、本当に思い出すだけでも気が滅入るような地の底から響くように暗い声で…。

曰く、法人の能力に疑いを持っているに違いない選考委員からの質問が厳しかった…、自治体からの受託経験が初めてだということを殊更に何度も突かれた…、質疑応答の時間をオーバーしても質疑は終わらず、『いじめ』のように(当時担当者談)社会福祉施設系の管理運営で起こしたことのある問題を問われたこと、人材の薄さを指摘されたこと、採用行為への信頼性を問いただされたことなどなど飲み会の席を中座せざるを得ないほど長く続きました。

なんでそんなに責められるんだっ⁉️

それはまるで、試験がうまくいかなった受験生が、母親に泣きながら話しているように、「きっとダメです」「他の法人が選ばれているでしょう」と、悲観的言葉が続きました。こうなると、優しい私からは慰めるしかありません。「大丈夫、大丈夫」とか「ぜったい平気です」とか。そう言うのには理由があります。

数多くの指定管理者選考の場を取り仕切り、選考委員を務め、決定にかかわってきた立場からわかっていたことは、それだけ質疑応答に時間を費やしても確認したいことがあるということは、選ばれるに違いないということです。選考委員の皆様がよほどの暇でない限り、この法人にこの社会福祉施設の指定管理を任せる前提で、態度、意欲、経験を引き出し、選ぶに足る確信を得ようとしている。選考委員の立場からすれば当然の追求姿勢です。

決まった時の喜びは何にも勝ります‼️

Y法人初の指定管理者獲得に向けた大冒険は、予想どおりプレゼンテーションも勝ち抜き、高い評価を得て指定管理者に決まりました。

落として上げてまた落ちて上がると…目まぐるしいアップダウンを繰り返しましたが、Y法人は、3か月にわたる数多くの経験でハッピーエンドの勝利をつかみました

今や、このY法人、他法人を指導できるほどの力量を身につけて…つまり、法人職員の能力開発に結びついて、堂々と自前で戦えるようになっています

さあ、長らくご覧いただいた『こうやって勝つ指定管理プロポ』シリーズは、本号番外編を持ってお開きです。パートナーシップ・コンサルタンツの指導、教育、開発、アシスト、アテンドを実感いただけましたか?

皆さんも、『勝利の企画書』『勝利のプレゼンテーション』を手に入れて、私たちと共に、『勝利のはじまり』を是非ご一緒しましょう‼️

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です