『公務員の人事異動ってどうよ?』 〜官業シリーズ ③

地方自治体や公務員と仕事をするうえで、皆さまのためになる有益な情報をお届けする官業シリーズ第3弾は…

まもなく4月、人事異動の季節到来❗️ …にかけてズバリ、いまさら聞けない公務員の人事異動です‼️

さっそくいってみましょう❣️

消えるお役人

自治体と付き合いのある方は、こんな経験はありませんか? 例えば…

はいっ❣️ 4月1日からあなた秘書課ねっ‼️

◯ せっかくなれてきたと思ったら、ぜんぜん別の部署へ急に人事異動‼️

◯ 気やすく打ち合わしてきた職員が、いきなり来月から課長にっ⁉️

◯ 市役所の職員と思っていたら、県庁へ異動するってなに言ってるか分かんない…などなど。

おうおうにして気心が知れた頃にやってくる人事異動。そうやって、馴染みの公務員は、次々と皆さんの前から姿を消してゆきます。

これまで重ねてきた議論の流れ、課題の共通認識、果ては口約束のたぐいまで、属人的マターは多いもの。新しい担当とイチから始めるのはたいへんですし、心情的に残念に思うことも多いですよね!

クライアント無視とも思えるこのお役人の大異動、いったいどうなっているのでしょうか?

ジョブローテーションで人事管理

管理、福祉、教育、企画…たくさんの自分が必要な公務‼️

地方公務員は、各自治体が自ら定めた異動基準(内規)に沿って、職層(係員、主任、係長、課長補佐など)ごとに、3年、5年のように異動すべき時期がきまっています。それには大きく分けて三つの理由があります。

第一に、権限の濫用をふせぐためです。

一つの職場が長すぎることで生じがちな、汚職などの犯罪行為が起こらないように、在籍期間が長くなりすぎないように調整します。特に、契約権限を持つ職場などは短かめに設定されます。

磨かなきゃならないスキルもたくさん‼️

第二に、能力開発や自己啓発の機会を増やすためです。

公務員に採用されたのちも、市民の期待にこたえられるように、いろいろな仕事を経験させて、複数のスキルを磨き視野を広げていきます。在職年数に応じてあと何か所の職場を経験させるべきかなど、一人ひとりに人事プランを立てることは官業でもトレンドです。

アタシが卒園するまで一緒ねっ❣️

第三に、市民との関係づくりに必要な時間を確保するためです。

コミュニケーションが重視される職場、例えば

・高齢者や障害者、生活保護ケースワーカー

・地域住民と共に街の活性化を担う職員

・乳幼児が保育所を卒園(0歳児から学齢期)までお世話をする保育士

このように、必要な行政サービスを提供するために必要な期間を配慮しまながら、めまぐるしく担当者が変わらないように人事管理をしていきます。

担当はいつか変わるもの

ジョブローテーションの考え方が導入された公務の世界。いつか担当者は変わる、それは明日かも知れない…そう思ってお付き合いするしかないのがお役人です。

それでも、担当の変更が生じることで業務の混乱が予想されるような場合がありますよね。

人が行う以上、担当者の変更は宿命です

そんなときは、前任者と後任者が同席するミーティングを要請するなど、あらかじめ早いうちに手を打つと良いでしょう。

しかし、どうしてもこの人だけは変更になると困る、次の人事異動で変わられると、我が社のプロジェクトに多大な影響が出てしまう…

そんな時は、パートナーシップ・コンサルタンツにご相談ください。人事制度を熟知している立場から、的確なアドバイス、処方箋、そして具体的な準備などについて、実践的にご指導させていただきます。

⁂ ⁂ ⁂ ★ ⁂ ⁂ ⁂ ★ ⁂ ⁂ ⁂ ★ ⁂ ⁂ ⁂ ★

Partnership Consultants

President Masatoshi Yasuda

兼業の行政書士事務所にて

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です